夜景遺産登録 なかやま雪月火(福島県下郷町)

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今日は今年で9回目の「なかやま雪月火」
会場の中山集落はあの有名な大内宿の隣の集落ですが
過疎と人口減少でさびれていくばかりのこの集落をなんとか活気づけようと
集落の若者たちが始めた雪と月と火のお祭りです。
県や町、近隣の湯野上温泉そして町の方々が一体となりだんだんと大きくなってきました。
お天気が心配でしたが見事な三日月も出現し文字通り
雪と月と火が揃いました。

今年は埼玉県からよさこいの応援でたくさんの子どもたちもかけつけてくれました。
また、昨年初めて試みた首都圏の旅行会社の雪月火ツアー
今年は2バスの催行となりました。
県道沿いに車を止めて会場の三彩館まで下ります。
シャトルタクシーも走っていますのでお年寄りや足に不安のある方でも安心

会場は花の郷公園 県道の臨時駐車場からすぐです。
会場へ続く雪道

入口で配られるプログラムです。
雪月火イベントのプログラム 雪月火イベントのプログラム

今年は新趣向
大きなかまくらが三つ
かまくら

そして観覧テントです。
ビニールハウスを貼っているので暖かく見通せる優れモノです。
テント内

会場は地元中山行政区のみなさんや商工会の皆さんにより準備され、
たくさんの郷土料理も用意されています。
鮎の塩焼き

するめいか

歳の神で焙るするめいかです

露店

今年は西暦で2013年、会場には2013本のろうそくが準備されています。
この一夜のお祭りのため中山行政区の方々は何日も前から
ペットボトルを加工して風が吹き込んでも消えにくい燭台を作ります。

夕方の16時30分。薄暮時ですがろうそく点火。
参加者の皆さんが「着火マン」を持って会場に散らばります。
誰でも参加できるところがいいですね。
雪月火の灯
このような小さなかまくらの中にろうそくが
雪月火の灯

開会式

17時30分からは開会式
実行委員会長さんのごあいさつや子どもたちによる点灯式
開会式でのあいさつ 雪月火点灯式
学区の楢原小学校のみなさんによるろうそくの文字
今年は「結」です。
小学生による雪月火の灯

薄暮からクライマックス

2月なのでだいぶ日が長くなっていますが夜の闇が迫っています。

県道を見上げると一面のろうそく
雪月火の灯
カメラマンの方々もベストアングルで時を待ちます
雪月火の灯とカメラマン

陽が完全に落ち暗くなると蝋燭でともされた雪の回廊は幻想的になります。
雪月火の灯
雪月火の灯
雪月火の灯
雪月火の灯

ステージイベント他

幻想的な蝋燭の光から目を移すと雪のステージ上では様々なイベント

全国的にも有名な地元のよさこいグループ「郷人」(ごうじん)の迫力あるステージ
よさこい踊り

会場の一角の建物「三彩館」の中では地元出身のソリスト星聖子さんのフルート演奏
ステージ

あたりは漆黒の闇
「歳の神」の準備ができたようです。
「歳の神(さいのかみ)」は小正月に全国各地で行われる「どんど焼き」のこと。
燃え上がる炎で焼いたお餅やするめいかを頂くと
一年が健康で過ごすことができると言われています。

歳の神会場では高倉神社の宮司さんによる御祈祷
歳の神会場 お祓いをする神職
歳の神の点火です。
歳の神の点火

年々進化していく「なかやま雪月火」
過疎で限界集落の活性化のため地域で取り組む地域の方々の情熱を感じました。
中山区のみなさんお疲れさまでした。

過去の開催の様子や動画が掲載されています
なかやま雪月火のfacebook
なかやま雪月火は日本夜景遺産として登録されました。
日本夜景遺産のホームページ
H27.11月特殊切手「日本の夜景シリーズに」なかやま雪月火が選定されました。
日本郵便ホームページ

会津鉄道の湯野上温泉駅から会場までは無料シャトルバスが運行されています。
また会津鉄道も湯野上温泉駅発着の切符を割引して発売しています(3割引)。

イベント名:なかやま雪月火
場所:福島県南会津郡下郷町

福島県南会津郡下郷町中山下田3

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福島県在住 年齢:50台 男性 子どもは手が離れ夫婦で気軽に生活 職業:勤め人 趣味:旅(車中泊)、食べ歩き、多頭飼いの猫(5頭)

コメント

  1. hanamura より:

    ステキ☆憧れの情景です!(静岡市出身)
    春節の中華街も良かったけど、来年は計画立てなくては!

  2. cassis より:

    歳神様は、遠い記憶にある風景です。
    雪は色んなものの「色」を際立たせてくれますね。

  3. のらん より:

    雪とろうそくの灯りが、きれいですね♪

  4. morichan より:

    何とも美しいイベントですね。
    とってもロマンチック。
    まさに、雪・月・火の共演。行ってみたい!