メークロンの傘たたみ市場(タイ旅行2018)

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ここ何年かで外国人観光客に関心の高いメークロンの傘たたみ市場に行ってきました。
バンコクからは鉄道で行くかロットーで行くかの選択になりますが、昨日アユタヤまでの列車を往復したこともありロットーで行くことに。

ロットー乗り場までの移動

メークロン方面へのロットーは旧南バスターミナルから出ます。
(新)南バスターミナルは路線バスなどの普通のバスのターミナルで
(旧)南バスターミナルはロットー専用のバスターミナルとなっています。

ここまでのアクセスがとても悪いのでバイタクと呼ばれるバイクタクシーで行くこととしました。ロットーの乗り場に最も近いのはBTSの戦勝記念塔(ビクトリアモニュメント)、以前はここからが各方面のロットー乗り場がありましたが、現在は方面ごとに乗り場が異なる運用となっています。

参考までに各ターミナルの位置関係は地図の通りです(by Google Map)
map

トゥクトゥクと同じですが乗り場までの料金を運転手さんに確認します。150バーツでした。何人かのバイタクの運転手さんに声をかけましたが皆さん同じです。
少し高いかなと思いましたが行く手段がないためOKとします。
ヘルメットを渡され後ろにまたがります。何故か運転手さんの関係者と思われる子供も乗って出発です。

乗ってわかりましたが(旧)南バスターミナルやたら遠いです。
バイタクは極めて快適です。
渋滞しているときは基本的に反対車線を走ることと、
右折の際に赤信号でも曲がってしまうこと。これは肝を冷やします。

ロットー乗車

南バスターミナルからメークロン方面へは乗車券を買います。行き先ごとに乗車券を購入する窓口は決まっているようで迷いましたが、メークロン方面はディーゼルカーの写真が掲げてあります。ここでチケット(60バーツ)を購入、6番乗り場のロットー に乗り込みます。

チケット

チケットです

ロットー

6番がメークロン行き

メークロンまで行く人だけかと思っていましたが、途中降りる人もいました。

メークロンに近づくと大変な交通渋滞、運転手さんはUターンをすると、
小さな路地に入り渋滞を回避します。
このあたりは日本の公共交通では考えられない機転の良さです。
メークロン方面の降り場でおります。降車場所の真向かいにセブンイレブンがあります。

驚愕の傘たたみ市場

ここからはメークロン駅に徒歩で向かいます。
屋台などお店が立ち並んでいてすでに市場の雰囲気満点です。
ツアーのコースにも組み込まれているようで添乗員を先頭に歩く団体さんなども見られます。とにかく人と車がひしめき合っています。想像以上でした。
しばらく歩くと大きな踏切がありました。
線路の上に傘がかけられ魚や果物、そして野菜など市場がありました。
線路の上で商いを行うと言うのはやはり一種異様な光景であります。

11:10のディーゼルカー到着の時間です。
ピンポンとアナウンスがあります。

傘を畳む市場 ตลาด・ร่ม・หุบ(タロート・ロム・フップ)
アナウンスを合図にお店の人々は次々と「店じまい」の準備を始めます。線路側の商品、そして列車通過の直前には屋根のシートをたたみます。傘たたみ市場の名前の由来です。

市場

列車の接近で市場のテントが折りたたまれます

市場
いよいよ列車が接近すると警察官が、見物客を線路から少し離れた安全な位置まで下がるよう笛で警告します。見物客は列車が来る直前まで線路に立ってカメラやビデオで撮影しているので危ないことこの上ないのですが日常の光景なのでしょう。

列車が近づいてきました。列車は警笛を鳴らしながらゆっくりと近づいてきます。
近づく列車

見物人も通過の瞬間を逃さまいと必死
見物人

見物客や露店のギリギリの場所を列車が通過します。
列車に乗っているお客さんも外を見ながら手を振っています。
列車の窓

メークロン駅に入ると列車は折り返します。
当初は折り返しの列車でバンコクに帰る予定でありましたが、
おそらく満員で立って帰る可能性が濃厚であるため行きと同じようにロットーで帰りました。

列車で着いた乗客たちは皆列車を背景に記念写真の撮影に興じています。
駅

日本では考えられない風景ですが
この混みようからそのうち何か規制が入っても不思議ではない風景でありました。

一見の価値ありですね。満足しました。

ここを通過する列車は一日4往復、市場がにぎわっている時間は
2往復しかありませんのでチャンスを逃さないようにしたいですね。

メークロン線

メークロン着 メークロン発
6:20
8:30 9:00
11:10 11:30
14:30 15:30
17:40

タイ国鉄時刻表(非公式日本版)moyashimonさんのHP)

POINT
◆列車が通る線路の上で市が開かれている光景はここだけ
◆バンコクからの移動はロットーが便利(往復60バーツ)
◆少し足を伸ばせばアンパワーの水上マーケットにも

訪問日:2018.8.12

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