彫刻家であり「智恵子抄」などの作品で詩人でもある高村光太郎は
終戦間際の昭和20年5月から7年間宮沢賢治の縁でここ花巻市、
当時の太田村で疎開生活を送っていて、
その住居跡が高村山荘として今もなお保存されています。
花巻市の郊外太田はのどかな農村地帯、冬は相当の豪雪地域であることが想像されます。
山荘は光太郎の死後も村人たちが大切に受け継ぐため山荘を建物で覆う套屋(うわや)で囲い
さらにその外側にはその後建てられた二重套屋の中に大切に保存されています。
套屋の中はこんなふうになっています。
山荘の内部は囲炉裏にランプなどの生活用具が置かれ、当時の生活を偲ぶことができます。便所の明りとり「光」。光太郎自身が彫ったものです。
また、敷地内には高村記念館があり、山荘での手回り品やなどが保存されています。
以前は山荘のそばの旧資料館に保存されていたものが今年移設されました。
光太郎ファンは是非一度訪れてはいかがでしょうか。
係の方によると近い将来に隣接の施設にもゆかりの品が展示されるとのことで、
またその時には訪れて見たいと思います。
施設名:高村山荘
住所:岩手県花巻市太田3-85-1
電話番号:0198-28-3012
開館時間:8:30〜16:30
休館日:12月28日〜1月3日
岩手県花巻市太田3-85-1
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福島県在住
年齢:50台 男性 子どもは手が離れ夫婦で気軽に生活
職業:勤め人
趣味:旅(車中泊)、食べ歩き、多頭飼いの猫(5頭)
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