ノリタケといえばコーヒーカップなどの陶器でおなじみ。
発祥の地が名古屋市則武、社名が地名から来ていたことはつい最近知りました。
1904年に会社が設立された100年企業、
以前はこの地に日本陶器株式会社として11ヘクタールの工場用地で操業していましたが
郊外への一部の機能移転などを経て2001年にミュージアムなどの複合施設として4.5ヘクタールが「ノリタケの森」として生まれました。
残った更地は将来的にはショッピングセンターなどの利用計画が立てられているようで
ますます進化を遂げていく地区になっていくものと思われます。
ウェルカムセンター
ノリタケの創業から現在までの歴史を学ぶことができます。
創業から現在
会社制作「The History of Noritake」
右側のお皿を模ったモニターからはそれぞれ約2分のヒストリーが流れます。
ノリタケからTOTOや日本ガイシ、日本特殊陶業など日本を代表するものづくり企業が
生まれました。
工業機材
陶器でおなじみのノリタケですがその技術を生かして、
研磨資材やなどの産業資材を製造しています。
四季報などを見てみると最近の売上規模は
・工業機材 52%
・セラミック、マテリアル 27%
・エンジニアリング 12%
・食器 9%
となっており一般消費者が抱く企業イメージである食器のウェイトは
だいぶ低いことがわかります。
お皿の模様にも活用されている転写紙の技術はスポーツ用品のデザインにも活きています。
道路で見かける溝を掘るカッターなども同社が製造していることな
クラフトセンター・ノリタケミュージアム(有料)
「原型製作」から「釉焼き」まで沢山の工程を経て完成する陶器の制作過程を一通り学ぶことができます。工程のひとつひとつにビデオ案内があり、わからないことは折々にいるクラフトマンに聞くことができます。(撮影禁止エリアのため写真はありません。)
※入り口に無料(100円が戻る方式)のコインロッカーがありますので手ぶらで歩くことができます。
またクラフトセンターの一角には体験コーナーがあり有料ですが絵付けも体験できます。(1,800円)
ミュージアム
オールドノリタケや画帖(デザイン画)など創業から現在までの代表的な製品が展示されています。まるで美術館のようです。
ショップ
ノリタケの食器や雑貨が手に入ります。
ショップの一角にはレストランやカフェもあります。
アウトレット品が割安に手に入るコーナーもあります。
産業遺構
敷地内には冒頭御紹介した赤レンガ建築のほか
実際に生産に携わったさまざまな産業遺構が点在しています。
6本煙突
1933年に建てられた陶磁器焼成用のトンネル窯の跡
単独窯
◆ノリタケの1904年の創業の地がそのまま記念館に
◆赤レンガや古窯、煙突などの産業遺構も見もの
◆丁寧な展示で陶器の製作過程が理解
◆ショップではノリタケブランドの陶器が充実、アウトレット品が魅力
◆JAFで割引、トヨタ産業記念館との共通券でお得
◆所要時間:人にもよりますが私の場合2時間では足りませんでした
スポット名:ノリタケの森
住所:愛知県名古屋市西区則武新町3-1-36
開館時間:ウェルカムセンター 10:00~17:00
クラフトセンター・ノリタケミュージアム 10:00~17:00
ショップ 10:00~18:00
休館日:月曜日
入館料(クラフトセンター・ノリタケミュージアムのみ):大人500円(JAFの提示で450円に割引)
※トヨタ産業技術記念館(大人800円)との共通入場券は800円
観光スポットレポート
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