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竹島橋のふもとにある「海辺の文学記念館」は名古屋の呉服商の実業家・滝信四郎氏によって建てられた旅館「常磐館」の跡地に建てられています。
滝信四郎氏はタキヒョーの前身の滝兵商店を設立した実業家という顔の他に竹島にかかる竹島橋を寄進したことでも知られる篤志家で、蒲郡観光の礎を築きました。
穏やかな三河湾と竹島の景勝地を借景とした常磐館は志賀直哉や川端康成などの大正、昭和に活躍した文豪に愛された宿でありました。
三河の海と竹島を望みながらの執筆活動はいかほどだったでしょう。
こちらの和室では300円で抹茶を味わうことができます。
現在の文学記念館の建物は常磐館と同時期に建てられた明治末期に市内に建設された医院の建物を模倣し復元したものです。
館内には今は無き「常磐館」の調度品や備品などが展示されています。
常磐館で実際に使われていた食器はいわゆる作家ものと言われる大変高価なもので、
これらを惜しみなく日常的に使っていたそうです。館内ではこの実物の食器も展示されています。また 三河木綿など地元のお土産品も販売されています。
常磐館は経営母体のタキヒョーが石油ショックの影響で経営不振になり銀行管理になったことを契機として、昭和57年に惜しまれながらとりこわされました。
また常盤館の別館は今も「蒲郡クラシックホテル」としてお客様を受け入れています。
(ウィキペディア蒲郡クラシックホテル)
文学記念館の外壁にわずかに残されている煉瓦。
常磐館の数少ない名残であります。
文学館を見おろすように建っている蒲郡クラシックホテル
スポット名:海辺の文学記念館
住所:愛知県蒲郡市竹島町15-62
電話番号:0533-67-0070
開館時間:9:00〜17:00
休館日:毎週火曜(休日の時は翌日)
12月28日から31日
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