猫の宮・犬の宮(山形県高畠町)

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猫をお祀りする神社は全国各地にありますが
山形県南部の高畠町には猫と犬をお祀りしているお宮が隣り合っている
ユニークなスポットがあります。
お供え物の栗

猫にゆかりの神社やお寺は数多くあると思いますが
「猫」にゆかりの神社と「犬」にゆかりの神社が
となりあっているところはそう多くないものと思われます。
JRの高畠駅から東に約6km
町役場のある中心部から約2kmの距離にあります。

猫の宮

「猫の宮」のいわれは入口の看板に記されています。
猫の宮の由来

猫の宮由来記

年間の頃(和銅より約七〇年後)この村に、信心深い庄屋夫婦がいた。
二人には子供がなく丈夫な猫が授かるよう祈っていた。
ある夜観音様が夢枕に立ち「猫を与えるから大切に育てよ、
さすれば村中安泰、養蚕が盛んになる」と、
お告げがあり授かった猫に「玉」と名付け、
大変可愛がり丈夫に育てたが歳月がたつにしたがい不思議な事に、
何処へ行くにも傍をはなれず、何物かを狙うが如き睨み据え、
その異常さに思いあまった主人は、ある日隠しもった刃で切り捨てた。
ところが猫の首は天井裏に飛び隠れていた大蛇の首に噛みつき殺してしまった。
大蛇は昔、犬に退治された古狸の怨念の姿であり、
猫は(観音様の化身)庄屋夫婦を守るための振舞いだったのです。
村人は庄屋を救った「玉」をねんごろに葬り、
観音堂を建てその供養を行い温徳を偲び「猫の宮」と称した。
以後村人は猫を大切に育て養蚕が盛んになり、安泰な生活が続いたと云う。
(清松院縁起伝聞書による)
昭和五十三年六月
高畠町
高畠町観光協会
猫の宮

お堂にはたくさんの愛猫の写真が貼られています
愛猫の写真
愛猫のゆかりの品
愛猫の写真

首輪もあります
愛猫のゆかりの品

どなたが供えたのでしょう。笹に栗の実が
お供え物の栗

何年前でしょうか。
こちらにお参りをしたときに主が現れました。
茶虎猫
茶虎猫

犬の宮

こちらにも由来が
犬の宮の由来

石段を登っていきます
犬の宮

思い出の愛犬の写真がぎっしりと
愛犬の写真

「猫の宮」と「犬の宮」の最寄りの駐車場です。
もちろん無料、お手洗いがあります。
駐車場

位置関係はこんな感じ

猫の宮と犬の宮の位置関係

ちなみに冬期間は「猫の宮」は雪に閉ざされます。
冬季の猫の宮

近くのスポット「道の駅たかはた」のご紹介はこちら

施設名:「猫の宮」「犬の宮」
住所:山形県東置賜郡高畠町高安910

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山形県東置賜郡高畠町高安910
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福島県在住 年齢:50台 男性 子どもは手が離れ夫婦で気軽に生活 職業:勤め人 趣味:旅(車中泊)、食べ歩き、多頭飼いの猫(5頭)